西ヨーロッパでは日本と同様、食堂車は減少・簡略化傾向にあるが、その様相は国ごとに異なる。
フランスでは、かつて「ル・ミストラル」などの優等列車ではフルコースのフランス料理が提供されていたが、夜行列車を含めてサンドウィッチ程度の軽食を提供するビュッフェ車以外は全廃されている。ドイツ、イタリア、スペインなどに向かう国際列車の中には料理を提供する食堂車を連結するものがあるが、これらはすべて乗り入れ先の国側の鉄道事業者が運営するものである。ユーロスターなど一部の高速列車では狭義の食堂車は連結されていないが、二等車乗客向けにビュフェ車が連結されており、一等車の乗客には座席に飛行機の機内食同様の配膳サービスが行なわれている。
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ドイツでは、食堂車の慢性的な経営難により、国際列車や夜行列車を除く本格的な食堂車のビュフェ車(ビストロ)への改装が進められている。但し、ドイツのビュフェ車のメニューは他国の同種の車両に比べると豊富で、経営規模も比較的大きい。
一方、イタリアやスイス・スペインでは昼行列車の食堂車のてこ入れが積極的に行われている。ユーロスター・イタリアの食堂車は本格的な厨房設備を擁する。スイスではファストフード店に似た供食設備を持った車両の試みも行われている。